「虹色のあした(8)」 「多様な性にYES!」の日

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前回3日付の紙面で触れたように、17日は、同性愛嫌悪と体と心の性が一致しないトランスジェンダー嫌悪に反対する国際デー。世界100ヵ国以上に広まる記念日で、英語の頭文字をとった「IDAHO(アイダホ)」という名称で知られています。
日本では2007年から「多様な性にYES!」というメッセージを発信する取り組みが全国で行われています。ここ九州でも、多様な性の若者たちのサポート活動に取り組む市民団体「FRENS」が毎年、街頭アクションを実施しています。
昨年は福岡市の警固公園で開催。インターネットで寄せられたメッセージがマイクで読み上げられ、当事者やその友人がチラシを配布して、道行く人々へ訴えかけました。
私も会場へ足を運び、チラシを受け取って耳を傾ける人の姿に励まされました。一方で好奇の目で見て笑う若い男性の姿もあり、偏見解消の道のりは遠いのかと、残念な気持ちになったのも事実です。
今年は、17日が日本記念日協会から「多様な性にYES!の日」として認定されました。認知度は年々高まり、新たな開催地も増えています。
社会へアピールする力を強めるため、当会も協力させていただくことになりました。17日以降、福岡市内でチャリティーライブや映画の上映会などを3週連続で開催します。当会ホームページをご覧のうえ、ぜひお越しください。
(西日本新聞 2014年5月10日掲載/小嵒ローマ)