「虹色のあした(16)」 世界に広がるピンクドット
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皆さんは「ピンクドット」という名前を見聞きしたことはありますか。2009年からシンガポールで始まったLGBTイベントで、現在は米国など世界各地に広がっています。
ピンクは平和と愛を象徴し、世界のLGBTに関する社会運動でも多く使われている色です。「性的マイノリティーが生きやすい社会を」と願う人々が、ピンク色のものを身につけて集まります。
昨年7月には、那覇市中心部の広場で開催。日本で初めてで、当日は私も友人たちと参加しました。
当事者をはじめ、子どもからお年寄り、通りがかりの人まで、誰もが自由に会場を出入りできます。広場には出店が並び、ライブや記念写真撮影が行われ、終始にぎやかな雰囲気。訪れる人の笑顔とフレンドリーな空気がとても印象的でした。最終的には約800人集まったそうで、那覇市と共同開催というスタイルにも驚きました。
今年6月にはピンクドット香港に1万2千人、発祥地であるシンガポールでは2万6千人もの参加者を集め、世界的なムーブメントに発展しつつあります。
LGBTパレードとは違ったスタイルの、よりオープンで誰もが参加できるピンクドット。いつか九州でも開催できたらと思っています。
ちなみに今年のピンクドット沖縄は7月21日。今年ももちろん駆けつけます!
(西日本新聞 2014年7月5日掲載/小嵒ローマ)