Rainbow Soupの小嵒ローマです。
雨模様の本日は、部屋に引きこもってひたすら作業作業作業…(こ、腰が痛い)
さて、3/22より西日本新聞紙上にてスタートした連載コラム、チェックいただいてますか?
本日3/29は、すでに2回目の分が掲載されています。
掲載から一週間を過ぎたコラムは転載許可をいただいていますので、随時全文をご紹介していきますね。
ぜひご覧くださいませ〜
虹色のあした(1) 「当たり前」の外側で生きる
「こんな変なこと、誰にも言っちゃ駄目だ」。中学2年生のころ、私は内面から湧き上がる感情と闘っていました。
女性として生まれながら、好きになるのはいつも女の子。なぜかは分かりません。誰かに相談したら「気持ち悪い」と言われるかも。ならば言わないまま、自分を偽って生きる方が楽…。かつての私はそう思っていました。
私のようなレズビアンや、男性として男性を愛するゲイ、両性が恋愛対象となるバイセクシャル、生来の性に違和感を持つトランスジェンダーの総称を、LGBTといいます。ある調査によると人口全体の約5%、20人に1人、職場やクラスをぐるっと見渡せば、必ずどこかにいる計算です。
世の中には男と女がいて、恋愛、結婚をして家庭を築くことが当たり前とされています。LGBTにとっては「当たり前」ではありません。自分のセクシャリティーを自覚し、前向きに生きることができればいいのですが、誰にも話せず苦悩し、中には自殺してしまう人さえいます。
カラフルな色が共存する虹のように、性は多様です。社会の理解が広がり、私たちの「あした」がよりよいものになることを願って、毎回さまざまな話題をお届けします。
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この連載は、福岡市を拠点にLGBT関連の情報発信に取り組む民間団体「Rainbow Soup」共同代表の小嵒ローマさんが、毎週土曜日に担当します。
(西日本新聞 2014年3月22日掲載)