
NPO法人Rainbow Soupは、2025/3/3をもってNPO法人化10周年を迎えました(団体設立は2012年)。
応援してくださる皆様の存在が励みとなり、メンバーと共に歩みを進めることができました。
Rainbow SoupがNPO法人化した2015年は、東京都渋谷区「同性パートナーシップ条例」、東京都世田谷区「パートナーシップ宣誓制度」がスタートした年であり、あれから10年を経て、同様の制度を導入する自治体は400を超えています。福岡市や福岡県、九州全域においても同様の施策導入や、市民・県民向けの啓発事業、専用相談窓口の開設、交流会の実施など、10年前には予想もできなかったほど、多岐にわたる自治体施策が展開されています。
地域に根ざした市民活動としては、九州レインボープライドや、福岡・九州・山口エリアのLGBTQ+支援団体による緩やかなネットワークがあり、その一員として様々な機会に参画できていることは、私たちとしても心強いものがあります。
一方、国の取り組みとしては、2023年6月に」性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」が施行されたものの、婚姻の平等はいまだ実現していない状況です。
もどかしい思いを抱えつつも、支援の輪は着実に広がっている実感があり、微力ながら私たちもさらなる前進につながる一助が担えたらと思っています。
改めて、これまで関わってくださった皆様への感謝をお伝えするとともに、これからも共に歩みを進めていただけたら、嬉しく思います。