皆さん、こんにちは。
Rainbow Soup代表の五十嵐です。

福岡市主催の交流会が2月からずっと中止になっていることを受けて、有志チームで急遽、4/24の夕方に「福岡LGBTQオンライン交流会」を実施しました。

準備から当日までの流れ

福岡市主催の交流会が、2月から中止が続いている事態を受けて、3/31の夜、交流会の運営メンバーの皆さんに「オンライン交流会」を一緒にやってみませんかとご相談。

運営メンバーは、Rainbow Soupの他、NPO法人カラフルチェンジラボさん、FRENSさん、Hacoさんなど、福岡のLGBTQ支援団体の有志によって構成されています。

とても早いレスポンスで、皆さんOKしてくださり、3回ほどオンライン上で打ち合わせを重ね、告知方法、グランドルール、当日の流れ、役割分担などを相談して決めていきました。

・交流会中の名前の表示について、アナウンスしなくちゃね
・個人的なチャットは遠慮してもらおう
・スクリーンショットや録画もご遠慮ください、と伝えよう
・グランドルールを画面共有で読み上げてもらっている間に、ホストがグループ分けの作業をしたらいいね
・アンケートはGoogleフォームで作って、最後にチャットに貼ろう

などなど。
みんなの知恵を集めながら交流会の準備を進めていきました。

ちなみにシステムについては、オンライン交流会をやろうと決断したタイミングで、ZOOMオンライン会議システムの有料会員を登録。
年間2万円ちょっとだったと記憶しています。
無料会員だと一回につき40分しか使えないなど、制約もあり。
私自身や運営メンバーの数人がすでに何度か使っていて慣れていたのと、グループトークができるという点がポイントで、有料登録を決めました。

開催直前まで、参加申込はゼロ…。

実は開催直前までお申し込みがゼロ、でした。

「これは参加のハードルが高く感じちゃったかな…」
「使い方がわからないと、躊躇するかも?」
「映像ありが嫌な人がいるかもね」
と、スタッフ間でも色々と意見がありました。

最終的には、スタッフそれぞれ直接お誘いした方、3名が参加してくれる結果に。よかった…。
告知方法については、まだまだ工夫が必要です。

さて、当日の様子を簡単に。
まずは福岡市主催の交流会と同様に、(ZOOM版の)グランドルールを準備。
プライバシーへの配慮を中心としたお願いをまとめて、スタッフが読み上げる、という形で確認しました。

その後2グループに分かれて、まずは「最近気になること」をテーマにざっくばらんにお話し。
ZOOMには参加者がグループに分かれて、それぞれでお話しできる機能があるんですね。便利。
少人数でのトークのせいか、だんだん雰囲気があったまってきました。

トイレ休憩を挟んで、「どんな気分転換してる?」をテーマに、グループをシャッフルしてもう一度。
残り時間は、全員で今日の感想や思ったことなどをお話ししてもらいましたが、終盤は本当に皆さんから笑顔があふれて、「やってよかったな」と感じた次第です。

(参加者アンケートから抜粋)
「気楽に話ができて楽しかった」
「これからも機会があれば参加したい」
「色んな人と話せて楽しかった」


やはり誰かとの交流って、とっても大事だなぁと改めて思いました。

運営メンバーの一人、NPO法人カラフルチェンジラボの荒牧明楽さんも、HPにてレポートをまとめてくれているので、そちらもぜひ。

気がついたこと、思ったことをランダムに。

●「オンライン交流会」にそもそもハードルを感じる方がいる
 ネット環境の有無、パソコンやスマホの有無、オンラインに慣れていない等
● 自宅だと安心してパソコンやスマホが使えない人がいるかも
 家族や周りにカミングアウトしていない、何をしているのか訝しがられる?
● 申込み制ではなく、気軽に出入りできる空間づくりがいいのか
● 映像あり・なし、どちらがいいのか
● 安心して参加できるあり方はどんなものか
● 告知の工夫について
● ただ会話を聴きたいだけ、という人もいるかも
 (それもあって、ネットラジオを始めています。毎週金曜22:00〜、よかったらどうぞ)

引き続きメンバーと一緒に考えながら、今後も開催していきたいと思っています。

オンライン交流会、ネットラジオ、不安・ストレス解消法の記事、メール相談…。
Rainbow Soupでは、今後もできる限り様々な方法で、皆さんが安心できるひとときをお届けしたいと考えています。

これを読んでくださっている皆さんも、何か気づいたことやアイデアがあれば、ぜひシェアしてくださいね。