Rainbow Soupの小嵒(こいわ)ローマです。
フランスの事件に胸を痛めている方も多いことと思います。
自分には何かできるのだろうかと考えていますが、なかなか頭が整理できません…。
 
さて、先日お知らせしていた、弁護士・南和行さん著「同性婚」出版記念トークイベント、無事に終了いたしました。

当日の様子を簡単にご紹介したいと思います。

前半は南さん自身のライフヒストリーのお話

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↑イベント開始直前まで、スライドの推敲中!
 
前半は、思春期の苦悩、大学生活、パートナーとの出会い、家族へのカミングアウト、弁護士としての思いなどを、たっぷり語っていただきました。
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ユーモアを交えたざっくばらんな語り口に、来場者はぐんぐん引き込まれていきます。
 

後半は、ゲスト・南野森先生との熱い対談!

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南さんからの提案で実現した南野森(みなみの・しげる)先生との対談。
南野先生は九州大学法学部教授であり、「憲法主義」の著者としても知られています。
イベント直前、ちょうど文庫本が出版されましたので、ぜひチェックを。

 
さて後半戦は、法律の専門家同士、冒頭から熱いトークとなりました。
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渋谷区や世田谷区の動き、同性婚にまつわる今後、婚姻制度、夫婦別姓、憲法24条、憲法改正などトーク内容は多岐に渡りました。
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当日はテレビカメラも取材に。
印象的だったのは、「同性婚」やLGBTなどのセクシャルマイノリティについての問題は、他のマイノリティ問題と同様、多様性に不寛容な日本社会の問題である、という点でした。
その後、質疑応答タイムでは、憲法解釈、日本のLGBT権利運動の今後、 国際カップル、教育のあり方など、幅広い話題に。
当事者の一人として積極的な講演活動を展開する眞野豊さんや、ユースの当事者支援に取り組むFRENSの石崎杏理さんからも、それぞれの立場から詳しい現状報告があり、さながら情報交換タイムのようなひと時も。
 
南さん、南野先生からの問いかけ、参加者の皆さんの高い関心のおかげで、興味深い議論となりました。
今後もこうしたオープンな議論の場を、いろんな方に参加していただきながら作っていきたいなぁと考えています。
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イベント終了後は関係者の皆さんと一緒に懇親会。
リラックスムードの中、さらに会話は白熱いたしました。
ご参加いただいた皆さま、ゲストでお越しいただいた南野森先生、そして共催のリブロ福岡天神店さん、会場ご提供をいただいた西南学院大学の田村先生、そして一般向けのイベント開催をご了承いただいた福岡県弁護士会の関係者の皆さま、本当にありがとうございました。